名のない猫の平凡な日々

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箱根・富士屋ホテルの有形文化財のレストラン「ザ フジヤ」で絶品フレンチ

昨日に引き続き富士屋ホテルです。

今回は宿泊中に朝食と夕食を頂いた

フレンチレストラン 「ザ フジヤ」をご紹介します!

 

 

昭和5年建設の食堂棟

レストランのあるメインダイニングルームは、

なんと昭和5年に建てられたものが現役!

明治に建てられた本館と西洋館に次いで古い建物です。

食堂棟も本館と繋がっているので外にでる必要はありません。

 

レストランに入ると華やかな飾りが出迎えてくれました。

この先で名前を言って席に案内していただきます。

 

中に入るとワインボトルを使ったオブジェが存在感を放っていました。

クリスマスツリーみたいでキラキラしてロマンティック。

 

早速、席に着くとまずは飲み物を聞かれます。

今回は後でバーにも行きたかったので

ノンアルコールのスパークリングワインをオーダー。

ワインの名前は失念してしまいましたが

上品な甘さで美味しい!

その日の料理によってラインナップを変えていると思うので

自分好みのワインをオーダーしてみてください。

メニューにはどんなワインなのかが書いてあるので

ワインに詳しくなくても大丈夫です。

 

本日のコースのお品書きはこちら。

お皿も富士屋ホテルオリジナルです。

 

まずは炙り鰤のサラダから。

まるでケーキのような盛り付け。

フレンチって盛り付けが美しくていいですよね。

ソースがちょっと酸味があって鰤ととっても合います。

本日のポタージュはパンプキンスープでした。

このポタージュがすごく美味しい!

濃厚なのに重すぎない、カボチャの甘みを最大級に引き出したスープでした。

お土産としてもパウチされたものが売っているので、オススメです。

 

次は平目とホタテ貝のプレゼ。

平目の上に大粒のホタテが乗っています。

このホタテが大粒なだけでなく、ぷりぷりですごい。

久しぶりに美味しい貝を食べました。

 

メインはローストビーフビーフシチューから選ぶかたち。

こちらのレストランはビーフシチューが有名なので、

今回はビーフシチューをチョイス。

大きめのお肉がゴロゴロしています。

驚いたのが私は普段ビーフシチューを食べると最後の方で重くて飽きてしまうのですが、

こちらのは最後まで美味しく頂けたことです。

お肉はホロホロしっとりで、シチューにも旨味がたっぷりの絶品でした。

パンも付いてきますよ。

 

デザートはフォンダンショコラでした。

ほどよいチョコレートのとろけ具合で幸せ。

最初から最後までこだわり抜かれた料理で満足でした!!

しかし、富士屋ホテルのレストランは料理だけではありません…

 

圧倒される建築の美しさ

昭和五年に意匠を凝らして作られた食堂棟は内装もとても素敵です。

花天井だけでなく、柱の精巧な彫刻や、

創業者の顔をモチーフにしたと言われる鬼のような顔をした装飾など…

目を凝らしてみると本当に様々な装飾が施されています。

料理を楽しみながら素晴らしい建築も楽しめるなんて贅沢ですよね。

ホテルの方の接客も流石一流ホテルといった感じで、

素敵な時間を過ごせること間違いなしです。

改装工事が終わったらぜひ一度訪れてみてくださいね。

 

服装はどんな格好で行けばいい??

こういったクラシックホテルで悩むのがレストランへ行く際の服装。

富士屋ホテルに関して言えば、普段着で全く問題ありません。

あえて言うなら、ちょっと綺麗めだと浮かなくていいかも。

きっちりフォーマルな方はいらっしゃりませんでした。

私も襟付きのワンピースで行きましたが、

むしろ周りの人はもっとラフな感じだったのでびっくりしました。

堅苦しく考えず、好きなお洒落をして行けばいいと思います。

ただ、レストランなどは快適なのですが、

冬場だと建物を移動する渡り廊下が少し冷えるので、移動時には軽い羽織ものがあった方がいいかも。

 

富士屋ホテル ザ フジヤ

※耐震工事終了まで営業停止

www.fujiyahotel.jp